レモンポリフェノールに血管内皮機能改善効果

2010年6月、科学技術振興機構は、レモン果皮に配糖体として存在するポリフェノールを酵素処理および発酵処理により、高い抗酸化作用が期待される 8-ヒドロキシヘスペレチンを含むポリフェノールとして製造する技術を確立したと発表。またこの新規ポリフェノールの主成分であるエリオディクティオールによる血圧低下作用と一酸化窒素合成酵素の発現促進作用が示唆されたこと、さらにヒト臨床試験により血管内皮機能改善がみられたことを発表した。科学技術振興機構の発表はこちら

ヘスピリジンからヘスペレチンを経由し新規ポリフェノールである8−ヒドロキシヘスペレチンに変換される。構造式も科学技術振興機構のページに掲載されている。

すでに愛知学院大学 大澤俊彦教授(元名古屋大学教授)らの研究により、レモン果皮ポリフェノールに発酵処理を行うことで抗酸化作用の高いポリフェノールが生成することがわかっていたが、その処理過程に関し、ポッカコーポレーションにおいて工業レベルで安定的に製造できる技術が確立されたとのこと。

今後機能性食品としての開発が期待されるようだ。