ピクノジェノールのADHDに対する効果

ピクノジェノールが男児のADHD症状を緩和するという報告について。(European Child & Adolescent Psychiatry, 2006.5.13)

ADHDの小児61例を対象に行なった二重盲検試験の結果、多動が有意に減少し、注意力、視覚と運動の協調、集中力も改善したとのことです。

試験は、61例の対象者をピクノジェノールとプラセボに2:1に割り付け、4週間実施されました。女児に対する効果は、症例数が少なかったためか、確認できなかったそうです。

また、投与終了後1ヵ月後には症状が再発したそうです。

成人のADHDの治療薬はありますが、小児が使える薬はありません。以前アメリカでADHDに効果があるとして販売されていたサプリメントの販売会社が、FTC(連邦取引委員会)に処分されたことがありました。学校生活になじまないADHDの子どもの親はわらにもすがりたい気持ちだと思いますので、研究が進むことを期待します。

ピクノジェノールがADHDに効果を示すメカニズムはまだわかっていませんが、今回の臨床試験で、尿中へのカテコールアミンの排泄量が減少していることが確かめられたそうです。